ネオマフォームを使用することは先日お話しましたが、なんと
二重張りするんです。尚且つ、その間に
耐震防火パネルをサンドイッチするんですが、これがまた大変で、何で二重張りにするのって

日本最高水準高気密高断熱にするのに大きく関係するんです。詳しくは
イッシンハウスのモデルハウスにて。(住宅展示場にある、他のハウスメーカーや、工務店のモデルハウスなどで確認してみてください。)普通、住宅を新築するのにここまでしないのですが、これが注文住宅、健康住宅の大前提と考えております。建売住宅との大きな違いは、快適さと使い勝手だと思います。よく言われるのが、家は3回建設しないと、住みよい住宅にならないと。それは一般的に考えて、無理ですよね。

ユニットバスやシステムキッチンなどは、後で入替え出来ますので、後から直すのに直せない
構造などを新築するときに
最優先するべきなのでは

実際難しいんですよね。やっぱり見た目を優先的に考えたくなるのが人間ですから。

でもやっぱり
暖かい家が一番大切
って必ず後悔するんですよ。なぜ暖かい家がそんなに大切なのか?それが
本当の健康住宅の始まりだからです。外と家の中の温度差が大きければ大きいほど結露するんです。例えば冬、8畳の部屋を暖房して22℃の温度になったとします。空気中に約500cc分の水蒸気があります。寝る時に暖房を切って、明け方10℃下がり、部屋の気温が12℃に下がったとすれば、500ccのうち、約350ccが液体の水に変わるんです。これが、
結露なんです。当然、温度差の激しい窓に一番、水滴として付きますが、その部分だけでは当然、350cc分を飲み込めませんので、目に見えない部分でも結露をおこしているんです。それが
壁内結露というわけです。窓からの結露と壁内結露からの湿気から、カビが生え、カビを食べる植物性のダニが発生し、またそれを食べる動物性のダニが発生し、それらの死骸や糞などが
アレルゲン
シックハウス症候群
の原因になっていくのです。ですから、本来の
健康住宅というのは、床板に無垢のフローリングを張って、壁に珪藻土を塗れば健康住宅になるというのは、その先のことで、目に見える部分よりいかに、結露のしない住宅を建設するのかっていう問題だと思います。せっかく住みやすい家を注文住宅で建設するのであれば、是非このポイントだけは、しっかり考えて健康住宅を造ってください。今回は分かりやすく話すために、10℃しか温度差を出しませんでしたが、在来建築では、暖房を切って寝れば、もっと温度も朝になれば下がりますし、暖房している時でさえ、暖房していない隣の部屋、廊下、トイレ、洗面室は10℃以上の温度差があるので、一日をとおして、
冬は半日以上、壁内結露していると言っても過言ではありません。 明日につづく
posted by isshin-house at 12:25|
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家づくり日記