


ベランダの床を上から見た写真と、フェンスの部分の写真です

一見、何も違和感はないですよね

ところがベランダの床を下から見上げると



軒天の部分が落ちかけておりました

奥の方は危険だと判断して私が剥いだのですが、実際に手前の部分のように斜めになっておりました

取り外した材木と軒天材を拡大してお見せ致します





材木や軒天材は腐り、コケが生えている状況です

しかも床と壁の間からはタンポポが生えておりました

それでは床は



左の写真は剥いだ床板の裏側です。
右の写真は拡大した写真ですが、カビが生えておりました

床を剥ぐ前にベランダの床に乗りましたが、プカプカしており、本当に落ちそうで怖かったです




根太(床板を支える材木)を交換し、軒天の下地(木工事)をして綺麗に軒天を張り替えました

このあとベランダの床に防水工事をして無事終了致しましたが、何故ベランダがこのような状況になったのかわかりますでしょうか

1、床や壁(フェンス)同士のつなぎ目にコーキングがされていなかった為

2、ベランダなどの床の防水は、10年に一度リフォームをしなければならないのですが、そのメンテナンスをしていなかった為

今までこのようにベランダや屋根の防水リフォームを散々行ってまいりましたが、床がプクプクするようになってからでは遅いのです

ですから定期的に点検することが非常に大切ですし、新築する時には防水のことをしっかり考えた設計及び施工が重要なのです

このようにリフォーム工事を沢山行い、こういう施工のやり方ではダメなんだということをしっかり建設会社やハウスメーカーは理解して新築しなければ、絶対にわからないはずです

ですからこのような場面に何回も出くわしている弊社では、新築時は非常に念入りに施工しておりますし、もっと言えば、新築時にベランダを造ることをあまりお勧めしておりません。
実際に弊社のモデルハウス(我が家)にはベランダはございません。
ベランダを欲しいのはわかるのですが、後々のメンテナンスにお金がかかってしまうのは大変ですよね

ベランダは欲しいし、メンテナンスにお金がかかるのも辛い・・・難しい選択ですね。
ちなみに弊社のモデルハウスではウッドデッキを取付けました

非常に硬い材木(セランガンバツ、ウリン、イペ)で施工すれば長持ちします(材木としては非常に高いですが)

ウッドデッキは年に1〜2回の塗装は必要(素人でも簡単に塗れます)になりますが、ダメになってもウッドデッキだけ造り直せばいいので、非常に安心です
