
一番の注目は、日本水泳連盟と競泳代表選手です

今年になって樹立された世界新記録18個のうち、17個の世界新記録を樹立したのが、SPEEDO社のレーザーパルス素材のLZR RACER(レーザー・レーサー)の水着です

今のところ、日本水泳連盟は、国内メーカーのミズノ、デサント、アシックスの3社と契約している為、日本競泳代表選手はSPEEDO社のレーザーパルス素材のLZR RACER(レーザー・レーサー)の水着を着る事が出来ません

そこで日本のメーカーは、山本化学工業のバイオラバーを使用し、SPEEDO社のLZR RACER(レーザー・レーサー)に負けない水着の開発に

<<バイオラバーとは>>
結局、開発は間に合わなかったのでしょうか

そんな中、昨日、大きな出来事が

競泳の北京オリンピック日本代表壮行会を兼ねた、ジャパンオープンが昨日開幕致しました

予選では共にミズノの改良水着を試着した、北島康介、松田丈志選手が決勝でSPEEDO社のLZR RACER(レーザー・レーサー)を試着し登場

なんと、ミズノと契約している2選手がSPEEDO社のLZR RACER(レーザー・レーサー)の水着を着て、レースに臨みました

結果は、共に日本新記録を樹立

その他にも、上田春佳、奥村幸大、中村礼子選手が次々と日本新記録を樹立しました



10種目のうち5個、日本新記録が樹立されたのです

それもたったの1日で

お見事です

松田丈志選手はミズノに了解を得ず、北島康介選手はミズノに了解を得て、SPEEDO社のLZR RACER(レーザー・レーサー)水着を着たのですが、どちらにせよ、契約しているメーカー以外の水着を着て試合に出る以上、相当なプレッシャーがあったのでは

もし結果が出なければ、ミズノから完璧に裏切り者扱いですよね

そういう思いの中で決断し、結果を出した以上、水泳連盟からの発表がある前に、国内メーカーは手を引いた方が潔いのではないでしょうか

特に松田丈志選手は、先月、世界新記録を量産しているSPEEDO社のLZR RACER(レーザー・レーサー)水着を着ずに、ミズノの水着を着る、と言い切っていたのにもかかわらず、今回、レーザー・レーサーを着たのには、相当葛藤があったと思われます

出来れば水着メーカーなどで悩まず、日本競泳選手が「早く練習だけに専念出来るようにしてほしい」と思います

日本水泳連盟は、SPEEDO社のレーザー・レーサーの可否を、6月10日の常務理事会で決断します

<<追記>>
SPEEDO社のLZR RACER(レーザー・レーサー)は、レーザーパルスという極薄のナイロン製生地3枚を超音波で溶着し、強い締め付け力で水の抵抗の原因となる筋肉の出っ張りを抑えるのが特徴です
